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「極上コラム」~カーポート(駐車場)土間考察編~

投稿日 2014年3月17日

こんばんは、エクステリア&ガーデンの創園舎です。

第4回目、弊社 田口 進顧問がお伝えする「極上コラム」。
第3回目のカーポート(駐車場)基本編では、「カーポートを庭の一部として考える」
でした。今回は土間(タイヤが乗る床の部分)の考察です。

では、田口先生宜しくお願いします。
こんにちは、田口 進です。
今回はカーポート(駐車場)の土間デザイン編として、8つのパターンの土間デザインで解説していきます 。

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①のパターン
いわゆる単純土間パターンのコンクリートを全面に打設するだけのパターン。
施工は手間いらず(型枠を組む作業がいらない)、短時間で仕上がります。
いわゆる、白いキャンパスの状態といったところでしょうか。

②のパターン
味気ないコンクリート土間に格子状の目地を入れました。
土間の目地はデザインだけでなく機能面も考えます。車の停車位置の確認にも役立ちますし、将来的に土間を一部やりかえする場合は土間が分かれている訳ですから、その一区画のやりかえで済ますことも可能です。
まだ、堅苦しさはありますが、この状態で白いキャンパスに線が引かれたといったところです。

③のパターン
格子目地の所々を抜くと柔らかさと流動性が出て、デザイン性が上がってきました。デザイン的に堅いときは少し抜く、間をもたせると柔らかい雰囲気が出ます。

④のパターン
別の方法として、②のような規則正しい模様を④のように不規則な格子模様にすることも柔らかさを出す方法です。
②のように真っ白なキャンパスに線を「単純に引く」のではなく、③・④のパターンは「線の引き方でデザイン性を持たせる」という考え方です。ここから線をアールにしたり、斜めに入れてみたりという考えに派生させます。

⑤、⑥、⑦のパターン
全面土間コンクリート打ちにせず、タイヤの通る部分を残してその他の部分を砂利敷きなどにすれば、土間にまた新しい表情が出てきます。
土間コンクリートの面積を減らすことでデザインのバリエーションが増え、コストが減ります。
⑤、⑥、⑦のパターンはキャンパス上に「形を描く」感覚です。ただし、タイヤが通るラインには土間があるように、スムーズに入れる機能的な駐車場であることを念頭にデザインします。

⑧のパターン
⑧は石乱張りを統一された貼り方とし、形を崩さず十字ラインが見えるようなデザインです。
外構としてあった頃には、ガレージ土間はほとんどコンクリート土間でしたが、エクステリアとして認知されてきている近年は駐車場にも石貼り・洗い出し・インターロッキング・カラーコンクリート・スタンプコンクリートなど豊富なバリエーションの仕上げ方法が使われるようになっています。
絵画で例えるならば、油絵・水彩画・水墨画など多種多様な手法からチョイスして、色付けする作業と言えます。
当然ながら、どの手法を選択するか、どの色を使うかによって手間や価格が違ってくる訳です。

絵の注文者は御施主様ですから、注文者の「このような絵」が欲しいという、おおまかな希望をエクステリアプランナーは①~⑧の手法の組み合わせから全体的な予算に基づいてプランする必要があるのです。

 

 

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